[要点整理] ・配当利回り=配当金÷株価 ・配当性向=1株当たりの配当金÷1株当たりの当期純利益
配当利回りとは?
配当利回りは、配当金を株価で割ったものです。この配当利回りを見ると、株価に対する配当金の運用利回りがわかります。
ただし、配当利回りだけで株式投資をするのはとてもリスクが高いので避けたほうが無難です。 株式というのは将来への期待で購入されるものなので、配当利回りが高いということはそれだけ会社の評価が低いともいえるからです。
また、配当利回りが高い企業であっても、利益水準から配当原資が不足しているような場合には、配当が支払われなくなるというリスクも覚悟しなくてはなりません。
配当性向とは?
配当性向は、配当金を1株当たりの当期純利益(EPS)で割ったものですが、これにより、1株当たりの当期利益に対して、どれくらい配当しているのかがわかります。
配当金の支払いは株主総会で決められますが、配当金の増減を決める要素としては、企業の成長性が関係しています。 つまり、成長企業であれば、会社が出した利益を配当しないで事業に投資し、さらにその投資した資金から利益がでれば、結果として会社が稼ぐ利益も多くなり、将来の配当金も多くなるからです。
実際、配当性向が高い会社としては、成熟産業、歴史のある会社などが多いようです。電力、電鉄、ガス会社などが代表的です。
最近は、株主に対する配当を株主優待券にする会社も多いようです。 具体的には、自社に関連した割引券、利用券、ギフト券、飲食券などです。これであれば、キャッシュがでていかず、売上にも貢献するからでしょう。
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