キャッシュフロー計算書の読み方:サラリーマンの決算書ガイド
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フリーキャッシュフローとは?

[要点整理]
・フリーキャッシュフロー=営業キャッシュフロー+投資キャッシュフロー
・フリーキャッシュフローというのは、会社が自由に使えるお金のことです。




フリーキャッシュフローとは?

フリーキャッシュフローは、キャッシュフロー計算書上の営業活動によるキャッシュフローと投資活動によるキャッシュフローの合計のことです。

これは、簡単に言うと『会社が自由に使えるお金』のことです。会社の営業活動によって稼いだお金であれば、自由に使うことができるので、営業キャッシュフローが多ければ多いほど、フリーキャッシュフローも多くなります。

なぜ、投資活動によるキャッシュフローが含まれているの?

これは、営業活動によるキャッシュフローをすべて使ってしまうと、企業の営業活動に必要な設備投資資金などがなくなってしまうからです。

フリーキャッシュフローを増やすにはどうしたらいいの?

フリーキャッシュフローを増やすには、営業キャッシュフローを増やせばよいわけですから、営業利益を増やすような企業努力が必要です。売上増加とともに、コスト削減に取組むことでフリーキャッシュフローは増加します。

また、売上債権を早期に回収し在庫を減らすことによっても、フリーキャッシュフローは増加します。

会社が成長していくためには、新たな事業へ投資したり、設備を増やしたりしていく必要がありますが、フリーキャッシュフローがマイナスになっていると、それを借入や社債で調達しなくてはなりません。
そういった意味でも、適切な場面で機動的な投資をしていくためにも、フリーキャッシュフローは常に増大させていかなければならないものなのです。


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