キャッシュフロー計算書の読み方:サラリーマンの決算書ガイド
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営業活動によるキャッシュフローがマイナスの会社

[要点整理]
・現在の事業がうまくいっていないことが伺えます。
・会社の利益が小さいので、事業としての収益構造にも問題ありの会社です。




営業活動によるキャッシュフローがマイナス、投資活動によるキャッシュフローがマイナス、財務活動によるキャッシュフローがプラスの会社は?

営業活動によるキャッシュフローがマイナスなので、そもそも現在の事業が儲かっていないことが伺えます。会社として存続していくのがかなり危険な状態といえそうです。

さらに、投資活動によるキャッシュフローがマイナスですから、営業活動がうまくいっていないことを認識して、資金調達して積極的に投資していこうという姿勢が伺えます。

ただし、財務活動によるキャッシュフローはプラスですから、そういった状況に置かれても、とりあえず資金調達はできているようですので、若干の可能性も感じられる会社ということができそうです。

営業活動によるキャッシュフローがマイナス、投資活動によるキャッシュフローがプラス、財務活動によるキャッシュフローがマイナスの会社は?

営業活動によるキャッシュフローがマイナスなので、こちらの場合も本業がうまくいっていないことが伺えます。

そして、投資活動によるキャッシュフローがプラスなので、会社の資産を売却していることがわかります。また、財務活動によるキャッシュフローがマイナスになっていますので、資産を売却しながら、借入金を返済しているような気配がありますので、要注意な会社のように思われます。

営業活動によるキャッシュフローがマイナス、投資活動によるキャッシュフローがプラス、財務活動によるキャッシュフローがプラスの会社は?

営業活動によるキャッシュフローがマイナスなので、上記と同様、本業がうまくいっていないことがわかります。

また、投資活動によるキャッシュフローがプラスとあるので本業のうまくいっていない分を資産の売却でつないでいると見ることもできます。

財務活動によるキャッシュフローがプラスなので、資産売却と資金調達を同時に行っていることがわかりますが、本業がうまくいっていない状況ですから、かなり危険な状態といえそうです。


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