[要点整理] ・売上債権回転率=売上高÷売上債権 ・売上債権回転率は、売上債権を効率的に回収しているかどうかを見る指標です。
売上債権回転率とは?
売上債権回転率は、売掛金などの売上債権がどれだけ効率的に回収されているかを見る指標です。
具体的には、売上高を売上債権(売掛金、受取手形)で割って求めます。
売上債権回転率の読み方?
仕入から代金回収までの回収期間が短ければ短いほど、それだけ少ないお金で売上を上げたということができますので、この指標は高ければ高いほどよいということになります。
売上債権回転率=0というのは、売上と同時に入金があったということです。なので、これが最も理想的といえます。 反対に、売上債権回転率が低いということは、売掛金や受取手形が早期に回収できないことを意味しますので、相手先の業績悪化による貸し倒れや不渡手形のリスクを負っていることになります。
売上債権回転率が年次比較して悪化している場合には、不良債権や滞留在庫があるのではないかと疑ってみるようにしましょう。また、無理な売上を作っている可能性もありますので、注意が必要です。
売上高が急激に伸びている場合は、売上債権も伸びているはずですから、売上げに対応して伸びているか分析してみる必要があります。
売上債権回転率を改善するには、売り上げてから入金までの期間を短くする必要があります。最近では、債権の流動化や取引先との交渉によって改善していこうとする企業が増えている傾向にあるようです。
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