貸借対照表の読み方:サラリーマンの決算書ガイド
サラリーマンの決算書ガイド
自己資本回転率とは?

[要点整理]
・自己資本回転率=売上高÷自己資本
・自己資本回転率は、自己資本利益率(ROE)、売上高当期純利益率、自己資本増加率などと併用して利用します。




自己資本回転率とは?

自己資本回転率は、自己資本が売上に対して何回転しているか、つまり、自己資本に対する効率性をみるための指標です。

自己資本回転率と総資本回転率を使えば、会社の資本の効率性を分析することができます。

自己資本回転率はどう使うの?

自己資本回転率は、自己資本に対する効率性を見るわけですから、高ければ高いほどよいということになります。

ただし、急成長している会社などの場合、短期借入金などに頼って売上が急上昇することがあり、その場合にも自己資本回転率は高くなりますので、注意して見ることが重要です。

また、業績が悪化している会社の場合、自己資本の減少と売上の減少が同時に起こるこり得ますが、その場合でも自己資本回転率は悪化しませんので、業績悪化に気がつきにくいことがあります。

よって、自己資本回転率をつかう場合には、その他の指標(自己資本利益率(ROE)、売上高当期純利益率、自己資本増加率など)と併用して分析するようにしましょう。

自己資本回転率だけで企業分析をするのはかなり危険です。


▼ 関連トピック
総資本増加率・自己資本増加率とは?
固定資産長期適合率とは?
資産の部について
なぜ、1年以上現金化されない売掛金が流動資産なのか
固定資産の部はここを読む
貸借対照表を分類してみる
自己資本回転率とは?
負債の部・資本の部の分類は?
流動資産はここを読む
流動資産の注意点
引当金で会社の健全性を判断する
資産の部の分類について
棚卸資産回転率とは?
正味運転資本とは?
固定比率とは?


Copyright (C) 2013 サラリーマンの決算書ガイド All Rights Reserved

−サラリーマンの決算書ガイド−

TOP
決算書(財務諸表)の読み方
借対照表の読み方
損益計算書の読み方
キャッシュフロー計算書の読み方
株式投資のための経営分析
相互リンク募集